日本の伝統的な金属工芸技法
木目金(もくめがね)
江戸時代に刀の鍔等の装飾に用いられていた日本独自の金属工芸技法です。
金・銀・銅・赤銅・四分一等の、金属の板 数十枚を交互に積層し、高温の
炎の中で鍛接し、金属の色の違いを利用した木目状の文様を創り出します。
当時の工芸品と同じ ” 色金 ” (いろがね)と呼ばれる赤銅(しゃくどう)、
四分一(しぶいち)などに代表される日本特有の色調を持つ
金属を使用し、当時の雰囲気を再現しています。
赤銅、四分一、銀、銅の四種類の金属を積層した木目金を再現したジュエリー/装身具です。
銀と四分一の境目はロウ付け時に崩れやすく神経を使います。
緋銅 (ひどう)
日本の伝統的な銅の表面処理法のひとつです。
鮮やかな赤色は炎の状態や炙る位置、融点寸前の金属の
色の見極めなどを 正確に行う必要があり困難な技法です。
釉薬や塗料ではない銅の自然な発色をお楽しみいただけます。